届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第6章 episode5 ~*可愛い*~
いつものように夕飯を作っている頃
ガチャ
和「ただいまー」
二宮さんが帰ってきた
いつものように部屋に入っていくのを見届けた
そのあと、急いで料理を作り、撤収すると二宮さんとすれ違う
はずだったのに。
二宮さんは、いつもより断然早く、部屋から出てきてしまった
そして、こちらに来るとウロウロしながら、私が終わるのを待っているよう。
仕方ないので
唯「私、遅かったですか?」
最大限に急ぎながらそう尋ねた
二宮さんは、なぜかびっくりした顔でこちらを見つめたあと、首を横に振った
唯「すぐ、どきますから待っててくださいね」
和「……ぁああ!もう、一旦タイム!!」
手でTの字を作り、叫んだ
和「あのさ、、
そのハンバーグ、
俺にも作ってくんない?」
唯「……あ、、
ふふっ、わかりました(笑)」
和「笑うなっ!//」
この前、二宮さんを調べたときに、
そういえば書いてあったなぁと思い出し、
初めて、彼女らしいことするんだなぁ、とか
何か二宮さん、可愛い、とか
色んな意味で、笑った