届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第13章 episode12 ~*追い討ち*~
翔「……ニノ、」
和「はい、っ………」
俺より背の高い翔さんを見上げようとすると、視界がぐるっと回る
翔「松潤~、体温計って持ってる?」
潤「あるけど、、、何?ニノ、熱あんの?」
和「えっ?そんな、ないですって」
翔「いや、勘違いならそれでいいけど……
一応、ね」
あったらあったで、無理もない
でも、ちゃんと仕事はこなさなきゃ
雅「うわっ、翔ちゃん、これ勘違いなんかじゃないって!普通にあるよ!!」
智「ニノ、どっか痛いところある?」
和「皆、心配しすぎですって!」
潤「あー、どうだろ、微熱だよ…?」
翔「無理しない程度、だね」
こんなで挑んだVSは、
1本目は、皆がカバーしてくれて勝ち、
2本目は、絶対俺のせいで負けたが、
メンバーが触れないでくれて、結果、相葉さんが代わりに落ちた
和「みんな、、ごめん……」
雅「気にすんなって!ちょ、ニノ!?」
また視界がぐるんと回り、すぐ近くにいた相葉さんにもたれかかった
和「あ、もう大丈夫です、すいません」
雅「大丈夫?ごめん、このあと、俺まだ仕事あるからついていけなくて……」
潤「これから、全員個人の仕事だろ?
ニノ、あんまり酷かったら、病院行けよ?」
和「わかりました」
このあと、メンバーと別れて、雑誌のインタビューを受け、
終わった頃には、もう、日付が替わろうとしていた