届きそうで、届かなくて、、、届けたくて。
第13章 episode12 ~*追い討ち*~
「はぁっ、はぁっ、」
久しぶりに熱がでたからか、だいぶ辛い
「二宮さん、本当に病院行かなくて大丈夫ですか!?今からでも寄りますよ?」
応えるのも辛く、軽く首を横に振る
正直な話、病院なんかより、一刻も早く横になりたい
「着きましたよ、ちょっと待っててくださいね」
マネージャーは、ふらふらな俺を抱きかかえ、マンションへと向かう
和「マネージャー、、、ここで、いいよ」
「いや、こんな二宮さんを1人にはできませんって」
そっか、唯がいること、伝えてなかったか
和「ゆいが、、いるから……」
「あ、、、そう、ですか。
じゃあ、上まで送りますね」
マネージャーは、俺のたどたどしい衝撃発言で一瞬眉を歪めたが、
状況を把握してくれたみたいで
マネージャーは、合い鍵を使ってロックを解除すると、
俺に合わせて、ゆっくり歩いた