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オレンジkiss

第21章 ☆twenty-one

少しの間、唇に柔らかくて温かいものを感じた。


初めてのキス――…


意外と冷静な私。


ただ単に、頭がついていかなかっただけかもしれないけど…


日向君とだったら、何回でも…

ずっと、していたかった。


「じゃあ…。今度は、起きてる時にくるな!」


ゆっくりと唇を離して、そう言った。

そして、病室のドアを開いた。

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