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オレンジkiss

第22章 ★twenty-two

これが、私の最後の試練…

神様って、意外と意地悪だ…。

日向君の顔が見れない。

最後なのに…

今、怒ってるの?

呆れてるの?

悲しんでいるの?

私は、あなたの笑顔がみたいだけなのに…

「…違うよ!それに、一生消えないなら、思い出させないように、一生、笑わせてやればいい」


そういって、強く抱き締めてくれた。

「こんな話を聞いても…私を好きでいてくれますか?」


私は、日向君の方に顔を向けた訊ねた。


「当たり前じゃん!」

そう言った時の日向君の顔は、暖かい笑顔だった。


この笑顔…絶対忘れないよ。


―――――"一生"――――――

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