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オレンジkiss

第1章 ☆one

「梶原!ま〜た、そんな事してんの?」

「う、うん!頼まれちゃったから」

私は、苦笑いしながら、頷いた。

彼もまた、苦笑いしていた。

「日向君は、どうして?」

私は、頼まれたプリントを両手に抱えて、訊ねた。

「俺?…俺は――…人を待ってた!」

「待ってたって、過去形?」

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