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オレンジkiss

第34章 ☆優しさ

「私、大切な人が居るの!……その人には、幸せになってほしいの!!」


「それは、意味のない事よ!……結局は、その人を悲しませてる。傷つけてるのよ!!」


お母さんは、私の考えを否定した。

「………意味はあるよ!傷つける事は、私に関わってくれた時から分かってた事…」


お母さんは、肯定するでもなく、否定するでもなく…

ただ、私の話を聞いた。


「だから…私は、大切な人を―日向君を、解放してあげたい」

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