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オレンジkiss

第4章 ★four

悠―side―

「天然プリンセス、何だって?」

幹太は、ニヤニヤしながら聞いてきた。

「………」

俺は、幹太を無視した。

梶原を"天然プリンセス"って呼ぶ奴とは、話したくない。

「…梶原、何だって?」

幹太は、未だに笑いながら訊ねた。

「昼、一緒に食おって…」


俺は、ふてくされた言い方をした。

すると、幹太は、笑うのをやめた。

そして、

「……………俺もご一緒します!」

と、ふざけた事を言い出した。

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