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オレンジkiss

第37章 ★決行

日向君の声は、心なしか震えていて、悲しそうだった。

「ごめん…なさい」

そんな日向君を見て、謝る事しかできなかった。

日向君は、後ろに振り返り、歩き出した。


行っちゃう…


傷つけたのは、私。

全部、私が悪いの!!


でも、一つだけ…日向君に伝えなきゃ!

「待って!!」

私は、日向君を追いかけ、腕を掴んだ。


「……離せよ!」

今までの日向君からは、想像できない言葉と声

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