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オレンジkiss

第39章 ★大切なコト

「だから!変わったなら、俺が千秋をもらってもいいよな?」

「………ふざけんな!勝手にしろ」


悠は、最後になるにつれ、弱々しい声だった。


「俺はさ、昔のお前だったから、千秋を託したんだ。今のお前に、託すくらいなら…俺が、守る!!」


「好きにしろって!」

悠は、自分の家へと足を進めた。


まだだ!


まだ…悠の本音を聞いてない!


「また、逃げるのか?逃げれば何とかなると思ってんの!?」

俺は、賭けてみたくなった。


悠の本音を信じたいと思った。

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