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オレンジkiss

第39章 ★大切なコト

悠は、足をピタリと止め、こちらに向かってきた。


「言うようになったな!」

そう言って、拳をふりあげた。

その拳は、見事に俺の左頬にあたった。

「ぃって」

俺は、左頬を抑えながら、悠を睨んだ。


「仕方ねーだろ!梶原、見てると、どうしていいか分からなくなる!今までの自分の行動を思い返すと…辛いんだ!!」

悠は、ゆっくり涙を流した。

俺も正直、驚いた。


でも…これが悠の本音なんだ。


やっと…聞けた。

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