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「ちぃちゃん…。私、ちぃちゃんに何も言ってあげられない。すごく…すごく悔しいよ」

千秋の声は、微かに震えていた。

私は、そっと千秋の顔をみた。

「なっ、何で千秋まで泣いてるのよ!?」

私が、千秋を嫌いになれない理由はコレだ。

私の為に泣いたり笑ったりしてくれるところ。

でも…一番の理由は、千秋が私を嫌わないから。


千秋は絶対に私を嫌わない！って言えるくらい自信がある。


何でか分からないけど…。