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オレンジkiss

第7章 ☆seven


悠―side―

あれから、梶原が教室に来る事はなかった。

それどころか、学校に来ているのかすら、分からない…


「伊吹ー。梶原…今日も居ないんだけどー」

俺は、うなだれた。

「千秋だって、いろいろあるんでしょ?図書室とか保健室も探した?」

俺は、ゆっくり頷いた。

伊吹は、少し困った顔をした。

お前も…何か知ってんだな。

俺だけが、梶原の力になれてないのか…?

梶原の居ない教室…

誰も座らない隣の席…

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