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オレンジkiss

第9章 ☆nine

「梶原だって……主張できる場所くらいあるだろ?」


俺は、全ての治療を終えて、立ち上がった。

梶原は、消毒液と絆創膏をなおした。

「全く無いわけじゃない…。でも、この学校には無いかも」

俺は、黙って聞いていた。


「私のあだ名…知ってる?」

俺は、コクリと頷いた。

「あの、あだ名…誰がつけたのか分からない。でも、1つだけ分かる!!」

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