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オレンジkiss

第13章 ☆thirteen

私は、皆をおいて歩きだした。

「千秋、待って!」

ちぃちゃんが、私の後を追ってきてくれた。

「ごめん…。………1人にしてくれないかな?」

私は、歩みを止めず、むしろ、速度を速めた。

ちぃちゃんは、何も言わすに、ひきかえしてくれた。

「………ゴホゴホ。…ゴホ」

今日は、調子が悪い…。

いつもなら、まだ咳はでないのに…


……………結衣ちゃんの言おうとした事は、なんとなく分かる。

それを聞かれるのも、思い出すのも嫌だった。

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