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甘いキスを永遠に

第7章 侵食

脳が元哉に溶かされてしまう。


どうしてこうも私にどんどん入り込むの?


私のブレーキがかかる。


掴んだ肩をグッと押して、元哉を離した。


「倒れちゃう。もう出る」


私は元哉に捕まらないよう逃げるように出た。


まだ鼓動が収まらないのは長く浸かっていたせいか、元哉のせいか分からなかったがとにかくうるさかった。


元哉のキスは危険だ。


なるべく避けよう。


そう思った。


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