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甘いキスを永遠に

第10章 和真

「麻実…俺、麻実が必要だ。
今度こそもう見失わない。
もう一度チャンスくれないか?
両親にも紹介したいし…」


私は食べる手が止まった。


私がここで和真を許せば、私は和真と結婚して以前描いていた小さな夢が叶う。


平凡だけど小さな夢。


だけど…


「私…今付き合ってる人いるんだよね」



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