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甘いキスを永遠に

第10章 和真

「知ってる…前に仕事の帰り裏口に行ったら、自転車で帰るの見たよ。チャラい若者とさ」


「そう…」


「それでも、麻実を諦めたくない。だからこうして話しにきた」


和真の目が真剣だった。


「和真…少し考えさせて」


「待つよ。麻実が正しい答え出してくれるまで」


私は残りのホットサンドを食べて、アイスコーヒーを飲み、窓の外を眺めた。


お互い何もそれ以上話さなかった。


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