とらいあんぐる
第3章 夜
しばらくして、遥が脱衣所から出てきた。
「…お、おまたせ。//」
「もう、忘れたから/////」
「あ、うん//」
「じゃあ、まぁ、俺帰るわ」
帰ろうと玄関に向かおうとした
祐也の服を遥が掴んだ。
ぎゅぅっっ
「は、はるか?」
「いっ、行かないで?
今日は側にいて、、欲しい…」
長い髪の毛が濡れたままの素の遥を
見たのは何年ぶりだろうか。
「ん、わかった。風邪引くから髪の毛
拭いてやるから座って?」
「ありがと、先輩。」
遥はソファに座り、祐也は遥の前に立ち、
髪の毛を優しく拭いた。
「よし、おっけ!」
祐也は遥の頭をくしゃくしゃっとした。
「ありがとっ。」
祐也は遥の上目遣いに我慢出来なかった。
「は るか……………………」