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ふたりのカタチ

第2章 久しぶり

「あやねえも覚えてるでしょ?」

いくつか話をふられたけど
あまり記憶にはなかった

「あやねえはオレらより背が高くてさー」

私のことを『あやねえ』と呼ぶ声や笑顔で
照れくさいような懐かしいような
ふわふわした気持ちになっていた

他愛もない話は続き
気がつくと日付が変わろうとしていた

「かずちゃん、時間平気なの?」
「あ、うん、大丈夫。明日オフだから」
「あれ?姉ちゃんに言ってなかったっけ?今日かず泊まってくよ」

え!?泊まる!?

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