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ふたりのカタチ

第3章 マズい

空気を変えないと気まずいかな、と思い
「亮太ー?」とお風呂の方へ行ってみた

お風呂の準備は出来てるのに
弟がいない…
寝室を覗くとベッドの上で大の字で寝てしまっていた

「もう!風邪引くよー」
と言いながらふわりと布団をかけて
ドアを閉めた

「亮太寝ちゃったの?」

急に背後から声がして
きゃっ!と声が出てしまった

「弱いくせに飲も飲もっていっつも言うんだよねー」

弟とはいえ距離のある生活をしていたので
知らないことだった

「そ、そうなんだ…」

このあと2人きりなんだって気づいて
話し方がぎこちなくなってしまった…

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