
ふたりのカタチ
第4章 オレのこと
玄関で出迎えてくれたあやねえは
驚いたのかおかえりの声が裏返っていた
照れながら髪をさわっている仕草が
可愛く見えて自然と笑顔になっていた
緊張しているのかあまり目を合わせずに
キッチンでチョロチョロと動き
次々と料理を出してくれる
亮太との会話を途切らせないように話を聞きつつ、視線はキッチンのあやねえばかり追っていた
さすがに亮太もオレに気づいて
「久しぶりに会った初恋の相手はどうよ?(笑)」
と小さい声で聞いてきた
「!?…///」
「まぁ、昔の話だしねーってか彼女くらいいるかー?」
「いねぇよ、んなもん…」
亮太から目をそらしてキッチンを見た
味見しているのか、人差し指をペロッと舐めて頷いている
人を好きになるのなんて
こんな何気ない、単純な仕草だったりするんだ
驚いたのかおかえりの声が裏返っていた
照れながら髪をさわっている仕草が
可愛く見えて自然と笑顔になっていた
緊張しているのかあまり目を合わせずに
キッチンでチョロチョロと動き
次々と料理を出してくれる
亮太との会話を途切らせないように話を聞きつつ、視線はキッチンのあやねえばかり追っていた
さすがに亮太もオレに気づいて
「久しぶりに会った初恋の相手はどうよ?(笑)」
と小さい声で聞いてきた
「!?…///」
「まぁ、昔の話だしねーってか彼女くらいいるかー?」
「いねぇよ、んなもん…」
亮太から目をそらしてキッチンを見た
味見しているのか、人差し指をペロッと舐めて頷いている
人を好きになるのなんて
こんな何気ない、単純な仕草だったりするんだ
