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ふたりのカタチ

第6章 出せない答え

実家にはスーツを取りに寄っただけだったが
母ちゃんからはごはんを食べろと言われ
仕方なく少しだけゆっくりすることにした

家で飲むビールは美味しかったし
やはりなんとも言えない安堵感はあった

夕方に見た光景を思い出し
ほんわかした気持ちのまま
自然とあやねえに電話していた

「もしもし?」
「あ、オレ。和也だけど」
「久しぶりだね。元気だった?」
「お、おう。元気だよ」

思ったよりあやねえの声が落ち着いていて
オレまでホッと落ち着く

「お店の中今度ゆっくり見たいな」
「あれ?私よりこの家のこと詳しいんじゃないの?(笑)」
「アハハ!店は入らないよ。リビング専門(笑)」

なんかいいな…
こういうのって

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