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ふたりのカタチ

第12章 おはようございます

丸くなって枕も使わずに眠っているあやねえは、なんだか猫みたいだ

もう少しだけこの寝顔を見ていたいけど
時計はもう11時になろうとしている

起きなくちゃ…
体を動かすと、気配に気づいたのか
あやねえはうっすらと目を開けた

「かずちゃん…もう時間?」
「んーそろそろ起きようかなと思って…彩乃サンは寝てていいよ?」
「うーーん…おーきーるー…」

そう言いながら体をオレにくっつける

「言葉と動きが全く違うよ、彩乃サン…?」
「んふふ~いいのー♪」

オレに甘えてくるあやねえも
たまんない

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