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ふたりのカタチ

第13章 痕

帰りを待ちながらウトウトしていた
ケータイが鳴り慌てて出ると
「着いたよー」と弾んだ声のかずちゃんだった

ドアを開けると可愛い笑顔で
ただいまーと言って大きなバッグを
廊下に放り投げた

「おかえりなさい!お疲れさま。何か食べる?」

ウーンと大きく伸びをしながら
ソファにドサっと座り込む

「軽く食べたいけど…何かある?」
「時間遅いから、おうどんでいい?」
「いいねー♪お願いしまーす」

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