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ふたりのカタチ

第13章 痕

「そーなの!?例えばどんなこと?」
「ふふふ♪ナイショ♪」
「何それー!!教えて!?」
「ダメ♪」
「いいじゃん!!教えてくれないと、ヤラシイことしちゃうよ?いいの?明日も寝不足になるけど…?」

私はくすぐったいキスをかわして
かずちゃんの方を向いた

余裕なさそうに吸い付くようなキスをしてくる

「ん…かずちゃん…や…め…」
「やめないよ?教えてくれないから…じゃん…」

そう言いながら、もう右手は私の肩から背中へ…そして腰の辺りを行ったり来たりしている

「あやのサン…」

漏れる声に、私もかずちゃんの手を払うことが出来なくなっていった

少し身体を押し退けた私のことを
切なそうに見ている

「どうしたの…?」
「かずちゃん…ベッド…行こ?」

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