テキストサイズ

ふたりのカタチ

第13章 痕

「…ン…ハッ……ア…」
途切れる息の中でも
ちゃんと応えてくれるようで
そんなところがたまらない…

かず……って言いながら
肩から徐々に下がるオレの頭を両手で掴む
どうしていいかわからなくて
あやのサンの手はオレの短い髪をかきみだす

「あやの…サン…」
反応が見たくて
声が聞きたくて
弱そうな部分を集中的に責める

「ココ…弱いんだ…ね?」
そう言いながら
尖っているのに柔らかい部分を口に含む

アッ…と小さく声が漏れ
身体がのけぞる…

その声がいいんだ…
もっと聞かせて

オレはもう
準備が出来てるよ…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ