悪魔の男×ドM少女
第2章 ~中学生~
「あのな、理沙ちゃんのお母さんが海外に行って、やらなくちゃいけないことがあるんだ。
だから理沙ちゃんを家で預かることになったんだ。」
「え!?
・・・理沙を捨てるのか?」
俺は理沙の母をみた。
その眼は決して揺らぐことのないかたい決意があると分かった。
「そんなに大切なことなんですか?」
「そうなんです。
ごめんなさいね・・・。
一樹君にも迷惑をかけてしまって。。
3年後には理沙に何で行かなくちゃいけなかったか、ちゃんと話すつもりよ。」
「・・・ただ、あの子には荷が重すぎて耐えられないと思うの。。」
3年後か・・・
それまで思いっきり楽しまそう。
たとえどんなことだとしても俺が支えになってやるんだ。