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鍵の行方

第6章 作戦その3



太一は杏璃の部屋のドアの前に
たどり着き、深呼吸をした…

そっとドアノブに手をのばし
ゆっくりと慎重にまわす…

そして、そぅっとドアを開ける

スース―という杏璃の寝息が
太一の耳に届く…

太一が杏璃のベッドを見ると
杏璃は布団を蹴飛ばして
なにもかけずに眠っていた…

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