テキストサイズ

鍵の行方

第6章 作戦その3


太一はそっと杏璃の手を取り
杏璃の両手に手錠をつけた

もしも杏璃が起きてしまったら
その時は強引に…
と太一は腹をくくっていたが
杏璃は寝息を立てて
よく眠ったままだった

杏璃の両手首に手錠がつけられ
頭の上でベッドの柵に
固定された…

杏璃は手錠をつけられ
ばんざいをした体勢で
まだ眠り続けていた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ