愛して、愛されて。
第2章 狂愛の先
ウ゛イイィィン。
「ンッ、ク…アア゛、ふぁんっ、ンアアア!!」
何時間たったのだろうか。
それすらわからなかった。
厭らしい水音と喘ぎ声、それにはいつの間にか、機械音が加わっていた。
「これ、取ってほしい?」
兄さんの問い掛けに、首が壊れるくらい縦に振った。
いつの間にか、体位も変わっている。
腕を縛られてるのは同じなのに、仰向けから俯せにさせられ、お尻だけを突き出したような格好。
屈辱だった。
だけどそれよりも、苦しい。
体中が熱いのに、もう限界なのに、俺の自身はイけないように拘束されたまま。
俺はもう、イきたくて。
屈辱とか、理性とか、もう関係なくなってきていた。