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チェリーブロッサム

第1章 いつもの場所

「毎週日曜出勤よ。営業はいいわよね。
現場は戦場よ。」

晋也は首筋に唇を感じた。

つまむような軽いキスを繰り返し

唇は背骨をおりていく。

寛子は息を整えながらいう。

「今だけ私を見て。せっかく2人の時間なんだから。」

晋也の尻の破れ目にそって

舌先が掃くように動く。

声をあげそうになって

あわてて晋也は口を開いた。

「寛子のお気に召すままに」

寛子は晋也のうしろに膝まずいた。

「私には大切な時間だから、ちゃんと晋也の気持ちを聞きたいの。」

「わかったよ。」

真剣な声が尻の辺りからかえる。

「次に会うまで忘れないように、貴方を確かめて記憶してるの。貴方と向き合うときはいつだって真剣よ。」

爪をたててボクサーショーツのそこを

揉みほぐすように引っかいた。

晋也は鳥肌が全身を支配し

声を押さえられなかった。



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