私と幼馴染みたち。
第3章 高校生
来 「遥香、よく聞け。俺はもう遥香が泣くところを見たくない。だから強くなって。でもどうしても無理な時は泣いてもいいよ。俺が遥香を守ってあげる。」
そう言ってくれた。
あたしはこの言葉で来聖を好きになった。
いつまでも来聖のそばにいたいと思った。
来聖は覚えてる?あたしにそうやって言ってくれたこと。
…ねえ、来聖。
あたしが来聖と一緒の高校に行かなかった理由…。
このあたしの心を知ったらわかるよね?
あたしが…
あのときどれだけ辛い思いをしたか、わかるよね?