テキストサイズ

Hな片想い♡

第7章 影

ある日、私は先生に呼び出された

あれから何度もあったし
もう慣れちゃってるけどね

「先生、なんですか?」

このセリフ何回言ったんだろう
なんのことかはもう分かってるのに

「由奈、今度生活委員会だよな?」

「あ、はい!」


ちょっと嬉しかった
建先輩と同じ委員会という優越感♪


「その…、辞退した方がいいんじゃないか?」

「え……。」

「あんなこともあったんだし
朝、挨拶運動して川原にあったら…な?」

「で、でもあいつは朝練があるから
顔を合わせることはないじゃないですか!」

「雨の日とかは朝練ないし
朝練があるってことの方が問題なんだ…」

「どうしてですか?」

「朝、二人きりになったらどうするんだ
由奈は怖くないのか?」

「でも…先生……。」

「光なら変わってくれるだろう
変わってもらいな」

「待ってください、先生……。」


せっかくここまで来たのに
またヤツのせいで…。

怒りと悲しみと驚きで
頭が混乱してる…。

泣きそう。
けど泣いちゃだめだ


「由奈、どうした?」

「少し、時間を下さい…」

「分かった。…じゃあ明後日までに
教えてくれ」

「はい…。」


一筋の影が全てをかき消そうとしてる

私の希望はどうなるの?
建先輩と結ばれることはないの…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ