お前はわかってねぇ‼
第39章 新学期に現われたのはいっくん
「おい、入れよ。じゃあまぁ知ってるやつもいるだろうけど挨拶しとけ(笑)」
藤木がそう言って入ってきたやつは
俺はどこかでみたような気がした
しかしクラスのやつらは
「おかえり!」
「元気になったんだ!」
とか言い出した
あっ!たしかこいつ…
「えっと、なんか改めて挨拶とかちょっと緊張すんだけど…南一樹です。持病が悪化したため、専門の病院に入院してました!けど元気に復活です!!またみんなよろしくお願いします」
やっぱり!!
同じ高校だったなんて今知ったけど….
小学校低学年の頃引っ越ししていった俺の1番なかよかった
いっくんだ
「いっくん?!」
俺がそう呼ぶといっくんはびっくりして
「空?!」
覚えててくれてた
それよりも海が1番びっくりしていたなんてその時は気がつかなかった
「お?犬山となかよかったんか?じゃ、犬山の後ろに座っていいぞ!」
藤木は気を利かせてくれた
「てか同じ高校だったんだな!」
「びっくりだよ(笑)まぁ俺は休みがちだつたからな…」
「もう大丈夫なんか?」
「おう!!」
いっくんは昔と変わらない、いい笑顔で答えた