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お前はわかってねぇ‼

第5章 オカシイんです

「あれ?空じゃん!!えっ…彼女?!」


「ちげーよ」



まだ彼女じゃないからいらない事は言わないでくれよ?



「だよねぇ?!びっくりしたぁ!!」



お前の慣れなれしさに俺はびっくりだ



「空にそんなおとなしそうなコとかないない(笑)」



はぁ?何それ




海ちゃんは俯いてしまった




「あっじゃあアタシ行かないと!じゃぁね〜」




誰だか結局思い出せねぇまま女は去って行った





振り向くと海ちゃんがいなかった




えっ…?!ちょっとまってよ!どこいったんだ?!






進行方向に走って行くと、海ちゃんが角を曲がったのが見えた





歩くのはやくねぇ?!





「海ちゃん!!」



海ちゃんは一度振り向いたがまた前を向いて歩きだした





えっ…なんでだよ?!





ダシュして、やっと海ちゃんに追いついた!!





「まってよ!はぁ…はぁ…。何でいなくなんの?俺が送るっていったよね?」






「だって…犬山くんと私がいたら、オカシイんですよ」



海ちゃんは俯いたまま言った








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