お前はわかってねぇ‼
第61章 別れの季節
海が地元を離れる前日
俺は朝から海を連れ出して出かけた
普通に
いつも通り
なにも変わらずショッピング
美味しいカフェでランチとケーキを食べて
時刻は4時
まだ時間がある
俺は本当はホテルに行きたかった
だけどこの大切な時間をそういう風に使っていいのか?とも思ってた(笑)
すると海が
「あの…空、行きたいところがあります」
俺の上着の裾を引っ張った
「ん?どこ?」
耳打ちする海からは
「ホテルに行きたいです…///」
そう甘いささやきが聞こえてきた