お前はわかってねぇ‼
第63章 出発の日
俺は焦っていた
「おい!間に合わねぇのかよ!!早く!飛ばしてくれよ!」
「空、無茶言うな!大丈夫だ間に合うから…!」
そう答えたのは大だ
俺は大の車に乗ってる
俺はどうしても海の見送りにみんなも来て欲しくて
大と聡に頼んで車を出してもらった
なのにこんな時にかぎって信号に引っかかってばっかりだ
みんなを集めてたらそれだけでも時間がギリギリなのに
なんとか駅について、近くのパーキングに車をとめ、
俺たちは走った
今は9:45
まだまにあう!
さすがにホームだと思っておれ達はホームへ向かった
あっ!
海のお姉ちゃんがみえた
隣は…お父さんか…?
バタバタバタ
俺たちの足音でお姉ちゃんとお父さんが振り向く
「空くん!!」
お姉ちゃんはホッとしたような笑顔で俺たちをみた
そして新幹線の窓を叩いた