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お前はわかってねぇ‼

第11章 手作りのお弁当


〜海〜


私は近所のスーパーにきています


明日、早速ですが空くんにお弁当を作ろうかなぁと思いました!



材料をカゴの中にいれていると女の子に声をかけられました




「あれ?葉山さんじゃん?」



振り向くと河上さやさんがいました



私はペコっと頭を下げました




「ねぇ?あんたってさ〜空のなんなの?」



「えっ?…」



「なんかさあんた勘違いしてない?空があんたに優しいのは同情してんのよ!お弁当作るんだ?それ本当に空が喜んでくれると思ってんの?(笑)調子のんのも大概にしなよ?」




学校ではみたことない怖い顔して、河上さんから聞こえてきたの?って疑うような低い声でいわれました




「まぁ、空も竜馬もあんたのそばにいてるのはいまだけよ?すぐあきてすてられるんだから!じゃあね!」





ポロポロ




私は泣いていました




酷い事をいわれたからじゃないです


そんなの言われなれました



空くん達の事悪く言われてるのに言い返せなかったからです



言い返せなかったのは、少しでももしかしたら本当はそうなんじゃないのかって思ったからです




そんな自分が腹立たしく、なんだか悔しかったんです




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