お前はわかってねぇ‼
第14章 ズキズキするのは…多分…
そんな私を空くんは追いかけてきてくれました
いやだ、泣いてるのばれたくないです
俯いていると
空くんは覗き込んできました
「大丈夫?」
とても心配した顔でいいました
「どっかいたいの?」
ちがいます。どこか怪我したわけではなく
だけど胸がズキズキするんです
うまく伝えらんなくて
首を横に振ることしかできません
「海ちゃん、さっきのだけど…」
空くんがさっきのことを説明しようとしてくれましたが
聞きたくなくって
「覗くつもりはなかったんですごめんなさい!あっほら私なんかといてる場合じゃないですよね?河上さんがまってますよ?ほら、早くいってあげてください。」
びっくりするぐらい早口でそういいました。
自分でそういってまた胸がズキズキしました
ズキン