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秘密の蜜は甘い

第12章 気が付けば




親切な人もいるもんだなぁ。
自分から道が聞けないので、喋りかけて貰った御陰で聞く手間が省けた。


「あの…リンゴあめの屋台って
どこにあるか知りませんか?」


ちょっとチャラチャラしてるけど、文句も言えないので聞いてみた。


とりあえずさっきのリンゴあめ屋台に戻れば会えるはずだ。



「え~リンゴあめ食べたいの?
俺らが奢ってあげるよ」


「い…いや、
そうでは無くてですね。

その、屋台の所に
行きたいんです」

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