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「おいリン、ごめんって」


「…あたしが何で怒ってるかも、
分からないくせに！」


分からない。
全然分からない。


―――…考えれば考える程、
分からなくなっていく。

怒られるような事はしてない。



「・・・もう良い」


いつもなら５分…長ければ１０分は布団から出てこないリンが、今日はすぐに布団から出て、勢いよく出て行った。



「…なんだよ」


俺はリンが怒ってる原因を考えるものの、その理由が分かる事は無かった。