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束縛彼氏

第4章 束縛彼氏とお別れ






『ん…』

目を開けるとそこはあたしの部屋だった。

あたし、どうしたんだっけ…

藍斗に、襲われて…それで…あ、倒れたんだ。晴樹がここまで運んだのかな

『喉、乾いた』

あたしが下に降りるとソファで1人座り込んでいる晴樹がいた。…珍しい、いつもならTVとか見てるのに。

晴樹はあたしが来たことに気付き、珍しく真剣な顔で「ここに座って」と自分の前の椅子を指した。

晴樹が見たこともないような剣幕だったのであたしは大人しく座った。

すると晴樹は伏し目がちに言った

「あのさ、姉貴…アイツ誰なんだよ…?」

『………彼氏、だよ』

元彼だけど。
あんな奴もう彼氏じゃない…。

「はぁ?彼氏?何で彼氏が姉貴の嫌がることしてんだよ。」

『さあ…』

「姉貴…今は、辛いかもしんねぇけど…本当の事言って欲しいんだよ…」

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