テキストサイズ

束縛彼氏

第4章 束縛彼氏とお別れ

何それ、本当のことって。
全部本当のことだよ?

晴樹はあたしを心配して言っているのにあたしは妙にイラついてしまった。

「姉貴、何があったか言ってくれよ…俺達姉弟だろ?なぁ、姉貴」

『…っうるさいなぁ。
アンタには関係ないでしょ』

「なっ…関係あるだろーが!俺は姉貴の為を思って…!!」

何があたしの為よ…
あたしと藍斗の事何も知らないくせに。

『あたしの為を思うならもう話しかけてこないでよッ!!!』

あたしはそう怒鳴ると足早に自分の部屋に戻っていった。

後ろで「姉貴!!」って晴樹が呼んでいたけどもう知らない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ