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束縛彼氏

第4章 束縛彼氏とお別れ


『悪いのはあたしなのに…
本当晴樹ってお人好し!』

そう言って笑うと晴樹は苦笑いしながら「そうか?」という。

弟が晴樹で良かったよ。
改めてそう思えた。

まだ微妙に笑っているあたしに晴樹がいつもみたいに微笑みながら

「もう寝なよ、姉貴。
今日は疲れたっしょ?」

と言った。

晴樹の言うとおり本当に今日は疲れたし眠い。

だからあたしは素直にうんと頷いて自分の部屋に戻るとすぐに眠りについた。

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