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束縛彼氏

第1章 束縛彼氏

さっきまで自分の彼氏の話をしていた癖に彼女は藍斗を見て顔を赤らめていた。

「ほらぁ~早く一緒に帰りなよぉー!せっかく美波にこんなイケメンの彼氏ができたんだからさ!」

「はいはい…」

本当、彼女は声がデカイし煩い。

…なんて友達がいなくなるから言わないけど。

あたしは藍斗と一緒に家までの帰り道を歩く。

「………」

お互いに何も喋らない。

傍から見ればあたしたちはまだ付き合いたての初々しいカップルなのだろうが生憎あたしと藍斗は付き合って1年目だ。

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