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束縛彼氏

第4章 束縛彼氏とお別れ

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『いた…』

音楽室のドア越しに聞こえるこのピアノの音は藍斗が好きな曲でいつも引いていてくれた。

あたしは意を決してドアを開けた。


そこにはあたしがこれから別れを告げる人物―藍斗がいた。

藍斗はあたしを見ると目を開いたがすぐにいつもの笑顔になりあたしに近寄ってきた

「まさか本当にちゃんと来るとは思わなかったよ~
そんなに俺のお仕置きが嫌だった?」

笑いながらそう言う藍斗に少し恐怖を覚えた

…怖い。けど!
今怖がってどうするの?怖がったって何もならないじゃない!!


藍斗、あなたに今から告げる言葉はあなたにとって嫌な言葉かもしれない。だけど、このままじゃダメなきがするの、あたしもあなたも…


『藍斗…

別れよう』


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