束縛彼氏
第4章 束縛彼氏とお別れ
「は、ぁ?」
藍斗の間の抜けた声は静かな音楽室に響いた。
「ねぇ、何それ?どういうこと?別れる?冗談だよね?ねぇ!?」
悲痛に叫ぶ藍斗にあたしは真っ直ぐ藍斗の目を見て凛とした声で言った
『嘘でも冗談でもない
あたしはあなたと別れる』
そう言うと藍斗の目はまた狂気に支配されしまった
「っ…ふざけんなッ!!!」
怒鳴るような声にあたしは内心吃驚しながらも言葉を続けた
『あたしね、
正直いって藍斗の事ブランドか何かだとしか思ってなかった。それは今も変わらない
…こんな気持ちで付き合ってはいけない気がするの。
自分勝手だってのは自分がよくわかってる!!』