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束縛彼氏

第1章 束縛彼氏

藍斗はあたしに近づくとキスをした。それも深いものを。

コレもいつもやること。

あたしは黙って目を瞑ると彼に大人しく従った。

段々と荒くなっていく息、口の隅から淫らにどちらのか分からない唾液が溢れる。

そして藍斗の舌が口の中であたしの舌を噛んだ。まるで「俺だけを見ろ」と言っているように。

いつもの優しい藍斗らしくない乱暴なこのキスだけは好きだった。

藍斗はキスが上手い。多分、ベッドテクも上手いだろう。

藍斗とのキスは体中に快感が巡って気持ちがいい。

こういう面ではあたしは藍斗の事が好きだ。

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