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束縛彼氏

第5章 束縛彼氏のライバル


「保健室行こっか」

『えっ…あ、大丈夫、このぐらい』

「いいから行くぞ!
俺が見た限りでは全然大丈夫じゃねーぞ、お前」

『あたしが大丈夫って言ってんだから良いの!宮岡は教室にでも行きなさいよ!』

本当に大丈夫だっての!

だって…ただ、たんに藍斗と天宮さんが一緒にいるところを見ただけ何だから。

別に病気って訳ではないんだし…

そんな事を頭で思っている束の間、何故か体に浮遊感。

『はっ…?』

それをされているのにあたしが理解するのには2、3秒も経たなかった

宮岡に横抱きされてる…
横抱き、横抱き…お姫様抱っこ、されてる

『…って、離して!』

「行かないなら無理矢理連れて行くしかねーだろ!」

少し意地悪そうな顔で笑いながら宮岡はそのままあたしを保健室まで向かった

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